まごころ市場で買ったあじさい。
久しぶりに玄関に花を飾る。
ドイツでは毎週、お花屋さんで花を買い、部屋に飾ることが当たり前の日常だった。
街中にお花屋さんは多く、市場やスーパーでも気軽に花を買うことができる。
お店がお休みの日曜日でさえ、パン屋さんとお花屋さんは別扱いで営業が認められていた。
男性が花束を持ち歩く姿もよく見かけた。
家に飾る花は薔薇が多かったな。
もっとも、お花の値段が安かったので、お手軽だったのだ。
日本はお花屋さんで買うお花の値段が高いと思う。
市場で買ったあじさいは、朝、摘みたてなのに、165円だった。
これはもう、惜しみなく花を飾る贅沢ができる。
近くで花を愛でると、自然界が創り出した色の美しさに心がときめいてしまう。
この微妙な青の色の違いを、誰が創造し創り出したのだろうか。
精霊の優しさを感じ、嬉しくなる。
「花は野にあるように生け」
これは千利休の利休七則の言葉。
花を飾るが飾らない。
あるがままの姿であれ。
そんな生き方をしていきたいと思う。